読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

らくがきちょう

なんとなく

vSphere 6.5 + MikroTik 間を LACP/Bonding で設定する(失敗)

vSphere 6.5 と MikroTik 6.27.3 の間を LAG / Bonding 構成にする設定例をメモしておきます。が、結果、上手くいっていません…

結論

とりあえず通信出来るようにはなったのですが、以下のような症状が出ています… 上手く通信出来るようになったら MikroTik のコンフィグも掲載しようと思います。

  • MikroTik 側ではログ検知無し
  • vSphere 側の vDS で Uplink の Down/Up を頻繁に検知する
  • MikroTik を Cisco Catalyst へ変更すると安定する

構成

構成は以下の通りです。

f:id:sig9:20161218105823p:plain:w800

ポイントは以下の通りです。

  • 全体
    • vSphere 〜 MikroTik 間は Tag VLAN 設定とし、VLAN 3101 〜 3105 を許可する
    • vSphere 〜 MikroTik 間は LACP 設定とする
  • vSphere
    • vDS(vSphere Distributed Switch = 分散スイッチ)の構成とする
    • LAG(Link Aggregation = リンクアグリゲーション)の構成とする
  • MikroTik

パラメータ

vDS 関連のパラメータ

項目 備考
名前 vDS-01 -
アップリンク 2 -
デフォルトのポートグループ作成 作成しない 後の工程で作成する為、当初は作成しない

アップリンク関連のパラメータ

項目 備考
名前 vDS-01-DVUplinks -
VLAN トランクの範囲 3101 〜 3105 -

LACP (LAG) 関連のパラメータ

項目 備考
名前 LAG-01 -
ポート数 2 -
モード 有効 -

アップリンクポートの割り当て

No. ホスト NIC アップリンク
1 ESXi-01 vmnic0 LAG-01-0
2 ESXi-01 vmnic1 LAG-01-1
3 ESXi-02 vmnic0 LAG-01-0
4 ESXi-02 vmnic1 LAG-01-1

ポートグループ関連のパラメータ

項目 備考
名前 VLAN-3101 -
VLAN タイプ VLAN Cisco で言うところの「アクセス VLAN」のこと
VLAN ID 3101 -
アクティブアップリンク LAG-01 -
未使用のアップリンク Uplink 1 と Uplink 2 -

Step.1

分散スイッチの作成を開始します。画面上部のアイコン(赤丸の箇所)をクリックします。

f:id:sig9:20161218105831p:plain:w800

Step.2

vDS の名前を指定します。vDS の名前を入力したら「次へ」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110020p:plain:w800

Step.3

vDS のバージョンを指定します。バージョンが新しい程、高機能です。デフォルトで最新のバージョンが選択されているはずです。今回は 6.5 が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110034p:plain:w800

Step.4

vDS のパラメータを指定します。今回の構成では一台の ESXi あたり 2 つのアップリンクポートがありますので、アップリンク数は「2」を指定します。ポートグループは LAG の設定が完了した後で作成する為、「デフォルトのポートグループの作成」からはチェックを外します。設定が完了したら「次へ」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110043p:plain:w800

Step.5

確認の為、ここまでに指定したパラメータが一覧表示されます。意図した値になっていることを確認したら「完了」をクリックします。これで vDS の作成は完了です。

f:id:sig9:20161218110050p:plain:w800

Step.6

次は作成された vDS のアップリンクを設定します。アップリンク(下記では「vDS-01-DVUplinks-89」)を選択し、右上の「編集」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110104p:plain:w800

Step.7

アップリンクの名前を指定(修正)します。アップリンクの名前を入力したら「OK」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110114p:plain:w800

Step.8

アップリンクで通す Tag VLAN ID を指定します。今回は 3101 〜 3105 の 5 VLAN を許可するので「3101-3105」と指定しました。設定が完了したら「OK」をクリックし、アップリンクの設定を完了します。

f:id:sig9:20161218110125p:plain:w800

Step.9

次は LAG (LACP) を設定します。vDS(下記では「vDS-01」)を選択し、「設定 → LACP」に表示されている「+」(緑色の十字アイコン)をクリックします。

f:id:sig9:20161218110135p:plain:w800

Step.10

LAG の名前、ポート数、モードを設定します。設定が完了したら「OK」をクリックし、LAG の設定を完了します。

f:id:sig9:20161218110146p:plain:w800

Step.11

vDS にホストを追加します。画面上部のアイコン(赤丸の箇所)をクリックします。

f:id:sig9:20161218110213p:plain:w800

Step.12

vDS に対して実行するアクションを選択します。「ホストの追加」が選択されていることを確認したら「次へ」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110248p:plain:w800

Step.13

左上に表示されている「+」(緑色の十字アイコン)をクリックし、新規ホストの追加を開始します。

f:id:sig9:20161218110258p:plain:w800

Step.14

vDS に追加するホストを選択します。追加する 2 台の ESXi ホストにチェックを入れ、「OK」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110309p:plain:w800

Step.15

ホストの選択画面に戻りますが、先程指定した ESXi ホストが追加されていることを確認します。「次へ」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110318p:plain:w800

Step.16

vDS に追加するネットワークアダプタを選択します。デフォルトでは以下のようになっていました。

項目 チェック
物理アダプタの管理 チェック有り
VMkernel アダプタの管理 チェック有り
仮想マシンネットワークの移行 チェック無し

今回は VMkernel アダプタは利用しない構成とするので、VMkernel アダプタからはチェックを外し、「次へ」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110328p:plain:w800

Step.17

vDS のアップリンクへ物理ネットワークアダプタを割り当てていきます。今回の設定方針は以下の通りです。

No. ホスト NIC アップリンク
1 ESXi-01 vmnic0 LAG-01-0
2 ESXi-01 vmnic1 LAG-01-1
3 ESXi-02 vmnic0 LAG-01-0
4 ESXi-02 vmnic1 LAG-01-1

まず、No.1 を設定します。ESXi-01(172.31.98.231)の vmnic0 を選択したら上部の「アップリンクの割り当て」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110341p:plain:w800

Step.18

「LAG-01-0」を選択し、「OK」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110351p:plain:w800

Step.19

次は No.2 を設定します。ESXi-01(172.31.98.231)の vmnic1 を選択したら上部の「アップリンクの割り当て」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110403p:plain:w800

Step.20

「LAG-01-1」を選択し、「OK」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110418p:plain:w800

Step.21

次は No.3 を設定します。ESXi-02(172.31.98.232)の vmnic0 を選択したら上部の「アップリンクの割り当て」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110447p:plain:w800

Step.22

「LAG-01-0」を選択し、「OK」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110505p:plain:w800

Step.23

最後に No.4 を設定します。ESXi-02(172.31.98.232)の vmnic1 を選択したら上部の「アップリンクの割り当て」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110515p:plain:w800

Step.24

「LAG-01-1」を選択し、「OK」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110525p:plain:w800

Step.25

これで No.1 〜 4 の設定が完了しました。「次へ」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110534p:plain:w800

Step.26

「この設定変更が依存するサービスに影響を与えるのか?否か?」を分析&表示した結果が表示されます。今回は新規設定なので、特に気にせず「次へ」をクリックします(※ 既存 vDS の設定を修正する際は影響範囲をよく確認し、慎重に作業します)。

f:id:sig9:20161218110545p:plain:w800

Step.27

「完了」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110556p:plain:w800

Step.28

ポートグループの作成を開始します。画面上部のアイコン(赤丸の箇所)をクリックします。

f:id:sig9:20161218110606p:plain:w800

Step.29

ポートグループの名前を指定します。「1 ポートグループ = 1 VLAN」とは限りません。例えば、2 つのポートグループを同じ VLAN にし、アクティブなアップリンクを分ける… ということも可能です。ですが、今回は「1 ポートグループ = 1 VLAN」というシンプルな方針とし、「ポートグループ名 = VLAN ID」としました。ポートグループの名前を入力したら「次へ」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110622p:plain:w800

Step.30

VLAN タイプと VLAN ID を指定します。設定が完了したら「次へ」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110637p:plain:w800

Step.31

「完了」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110656p:plain:w800

Step.32

ここまでの手順でポートグループが作成されました。但し、ポートグループが利用するアップリンク設定がデフォルトでは LAG を利用しないようになっています。LAG を利用するに設定修正する為、ポートグループ(下記では「VLAN-3101」)を選択し、右上の「編集」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110708p:plain:w800

Step.33

左側の「チーミングおよびフェイルオーバー」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110720p:plain:w800

Step.34

デフォルトでは以下のようになっているはずです。LAG が「未使用のアップリンク」になっており、利用されていないことが分かります。

種別 インターフェイス
アクティブアップリンク Uplink 1 と Uplink 2
未使用のアップリンク LAG-01

これを以下のように修正します。

種別 インターフェイス
アクティブアップリンク LAG-01
未使用のアップリンク Uplink 1 と Uplink 2

設定後の画面は以下のようになるはずです。設定が完了したら「OK」をクリックします。

f:id:sig9:20161218110732p:plain:w800

これで vDS の設定は完了です。後は仮想マシンのネットワーク設定で、接続するネットワークを今回、作成したポートグループに指定すれば OK です。冒頭に記載した通り、もし通信出来ない場合は MikroTik の Bonding インターフェイスを Disable / Enable すると通信出来るようになるかも知れません…